ブロークン・フラワーズ (2007.03.15)

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制作 : 2005年(アメリカ)
監督 : ジム・ジャームッシュ
脚本 : ジム・ジャームッシュ
出演 : ビル・マーレイ / ジェフリー・ライト / シャロン・ストーン / ジェシカ・ラング / フランセス・コンロイ / ティルダ・スウィントン / ジュリー・デルピー

ある日、無気力中年男のドンは『あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります』というピンクの匿名の手紙を受け取った。

隣人のウィンストンに真偽を確かめるべきだとそそのかされ、ドンは20年前に付き合っていた4人(5人)の女性を訪ねる旅に出る。

ピンクの封筒にピンクの名刺にピンクのスーツにピンクの花にピンクのパンツにピンクのバスローブ ・・・・。
このニヒリストな中年おっさんがピンクにこだわってる時点でもう、『変な笑い』が出てきちゃうのですが。

エチオピア音楽の妙なリズムに乗って、ロリータちゃんや動物と喋る女まで、実に色んなテイストの人物が登場し、そのたびに失笑&脱力してしまう。

ドンは常にテンションが低くて、どこへ行っても居心地が悪くて気まずい空気を作って行くのですが、その空気が妙にリアルで、観てるこっちもなんか居心地悪くなってくるのが、なんかイヤ(笑)。

と言いつつも、思わず苦笑いしてしまうビル・マーレイの虚ろな表情と、微妙に挙動が変なあたり、ウマいなぁと思い、結構ハマった。

・・・・ 一般ウケはしないかもなぁ(笑)・・・・。

ビフォア・サンセット (2007.03.09)

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制作 : 2004年(アメリカ)
監督 : リチャード・リンクレイター
脚本 : リチャード・リンクレイター
出演 : イーサン・ホーク / ジュリー・デルピー

昨日レビューした『ビフォア・サンライズ』の続編。
その昔ウィーンで起こった出来事を小説にしたジェシーと、これを読んだ当事者のセリーヌが、9年振りにパリの書店で再会することから始まる。

冒頭から、二人はガンガン喋ってます。
おっと、コレもこういう構成なのか・・・・、とちょっと萎えてしまったのですが。

ただ、会話は前作よりずっと現実的。
お互いが置かれている状況を押さえつつ交わされる会話、もしかしたら嘘も混じっていたかもしれないけれど、会話によって二人の感情が少しずつ絡まってくのが良く分かる。

あの時どうして連絡先を伝えなかったのか、どうして祖母が亡くなったのか、どうしてニューヨークに行ったのか、どうして結婚したのか。
分かっているのは、時間を元に戻すことは出来ないこと、わずか85分間でお別れしなければならないという現実。

でもでも、やっぱり喋りすぎじゃ・・・・?。

と、中だるみしてる時に「あなたは少年の気持ちを持ってパリに来た」と、セリーヌが車中で感情を爆発させたシーンで我に返った。
イタイのと切ないのとで、あれほど苦手だと思った前作の持つ良さが分かったような気がしたのです。

ラストシーンで「just in time」に合わせて踊る彼女を温かく見守る彼。
その空間に小さな小さな幸せが見えて、こういう映画もあるんだなと、ある意味感心した。

ビフォア・サンライズ (2007.03.08)

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制作 : 1995年(アメリカ)
監督 : リチャード・リンクレイター
脚本 : リチャード・リンクレイター
出演 : イーサン・ホーク / ジュリー・デルピー

ユーロトレインの中でアメリカ男子とフランス女子が出会いウィーンで途中下車する。
彼の飛行機が出るまでの14時間、ウィーンの街を歩きながら、二人はとことん語り合い、静かに恋が芽生えていく。

二人がレコードを試聴するとき、相手をよく見たいのに、ちゃんと目を合わせられない、というシーンまでは微笑ましく見ていたのですが、以降、ただ、もう、よう喋る、喋る、喋る・・・・・。

この映画、女性はみんな好きというロマンチックな映画らしいですが、私はちょっとダメかも。
イーサン・ホークもジュリー・デルピーもキュートで本当に美しいのですが、哲学っぽい妙な語りにどうにも疲れて・・・・。

ただ、終電を逃して、お金も持ってなくて、彼氏に手を引かれながら原宿から渋谷までほっつき歩いたこととか、若いときに過ごしたそういうちょっとした切ない時間をリアルに思い出したりはするかもしれません。

でもやっぱり恋愛は、もっと叫んだり喚いたり、能動的なほうが好きだなぁ。

最後は、どうしてもお別れできなくて、半年後にまた会おうと約束するのです。
それが続編の『ビフォア・サンセット』に繋がっていくわけですが。

この映画、日本語で見ると非常にウザいです。
これはやっぱり『外国映画』です(笑)。民族の違いを感じます。(笑)

吹き替えにして見ると、友近となだぎのビバリーヒルズネタみたいで結構笑える。

ブロークバック・マウンテン (2007.01.12)

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制作 : 2006年(アメリカ)
監督 : アン・リー
原作 : アニー プルー
出演 : ヒース・レジャー / ジェイク・ギレンホール / アン・ハサウェイ / ミシェル・ウィリアムズ

1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで羊番をしていた20歳の青年同士が出会い、以降40歳になるまで、周囲の偏見に怯えながら逢瀬を重ねていく、なんだかちょっと切ないお話です。

この作品は 2006年のアカデミー賞最有力候補と目されていたのに、結果、「クラッシュ」に持っていかれたのが記憶に新しいでしょう。

同性愛なんて、伝統と格式ある保守的なアカデミー賞作品賞にはそぐわない、と暗に囁かれたとかなんとか、まぁ何にしたって、今の時代にだってそんなことを言ってるわけだから、当時の二人の置かれた状況はどんなに過酷なものだったろう。

この映画は「堰を切る」と言った感じのシーンがいくつも出てくる。
人は衝撃的で刹那、背景には美しく雄大なブロークバック・マウンテンの景色。
激しいけれど静かに流れて行く、そんな印象の作品でした。

最後に個人的な見解なのですが、ジャックは交通事故じゃないなって思ってしまった。
イニスの想像が正しいような気がして・・・・。

ジャックとイニスは同性だけど、ここに描かれている愛情はぜんぜん特殊じゃないんです。
人を愛するってこういうことだって分かるから、余計切なくなるのかも。

※若くして志半ばで急逝されたヒース・レジャー氏に哀悼の意をささげます。(2008年01月22日)

24 -TWENTY FOUR- シーズン1 (全24話) (2006.11.07)

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制作 : 2001年(アメリカ)
監督 : スティーブン・ホプキンス
出演 : キーファー・サザーランド / レスリー・ホープ / エリシャ・カスバート / サラ・クラーク / デニス・ヘイズバート

ご存知、アメリカの人気ドラマ 「24」 。
最近は深夜にフジテレビでも放送されていましたが、なんか今更シーズン1を見てしまいました。
しかも今は DVD BOX (全24話)  が 1万円切っていますね・・・・。

CTU (テロ対策ユニット) の司令塔ジャック・バウアーが、大統領候補である上院議員の暗殺計画を調査・阻止するという、サスペンスタッチのテレビドラマです。

1話につき 1時間ずつリアルタイムで進行していきます。
長いのなんのって、でもこれ、好きな人は本当にはまると思われ・・・・。

ドラクエとかやりすぎて、翌日会社に行けなくなるような人は、たぶん観ないほうがいいです。
私、この1週間、2度ほど軽く遅刻してしまいました。
(他にやることいっぱいあるのに・・・・。)

確かに、ストーリーには矛盾も多いし、妙なマシン(コンピュータとか)がいっぱい出てきて、子供じみた演出も多く、かつ、ジャックが熱すぎてウザくなっても、それでも、一気に観たくなってしまう。

恋愛や家族愛なんかが中途半端に絡んでくるあたり、映画だとかなりイマイチな内容になってしまうかもしれませんが、ここはやはり連続テレビドラマな訳で、引っ張り方が非常にうまいのです。

現時点ではシーズン5まで出ているので、あと 96時間 ・・・・。
これで、健全な社会生活から完全に離脱できます(笑)。

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Tsotsi (ツォツィ) (2006.09.14)

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制作 : 2005年(南アフリカ)
監督 : Gavin Hood
脚本 : Gavin Hood
出演 : Presley Chweneyagae / Mothusi Magano / Percy Matsemela

2005年アカデミー最優秀外国語映画賞受賞作品。

舞台は「世界最悪の犯罪都市」と言われるヨハネスブルグ。
19歳のツォツィ(不良という俗語)はスラム街に暮らし、強盗を繰り返すギャングだ。

自分を馬鹿にした仲間に大怪我を負わせたツォツィは居場所を失い、高級住宅街に迷い込み、咄嗟的にBMWを強奪する。
運転していた女性を銃で撃ち、半身不随の重症を負わせたうえ、奪った車の中には生まれたばかりの赤ん坊が乗っていた。

印象的だったのは、ツォツィが車と一緒に奪ってしまった小さな命を手に掛けることはできず、赤ん坊を紙袋に入れて持ち歩くシーンだ。
途方に暮れ、同じスラム街に住むシングルマザーの少女に銃を向け授乳を強要するも、次第に少女と心を通わせるようになり、ツォツィは少しずつ「人間らしさ」を取り戻していく。

「わたしにこの赤ちゃんをちょうだい」
「いや、それはオレの赤ん坊だ」
こんな2人の会話から、人間の「生」や「尊厳」についていろいろ考えさせられる。

エイズ、貧困、格差、暴力と、どうしようもない社会情勢の中で生き抜く強さ持つ反面、安易に他人へ銃を向けてしまう現実。
満員の地下鉄で強盗をはたらくシーンや、車椅子の老人を執拗に追い回すシーンはかなりリアルで、近年まで人種隔離政策を敷いていた南アフリカの哀しい現状が生々しく伝わってきます。

全体的にセピア色な非常に物悲しい映像、ツォツィの尖がった表情と時々覗く幼い表情、私にとってこの作品は結構衝撃的で、とても印象深いものとなった。

ヨハネスブルグ (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

カーズ (2006.07.03)

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制作 : 2006年 (アメリカ)
監督 : ジョン・ラセター
脚本 : ジョン・ラセター
声  : オーウェン・ウィルソン / ポール・ニューマン / チーチ・マリン

イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結ぶ全長 3,755km の広大な国道「ROUTE66」。
かつてこの ROUTE66 に栄えた街は、高速道路の建設によりいつしか、訪れる人もない寂れた田舎町になっていた。

新人レースカーのマックイーンが、この田舎町に迷い込んでしまうことから物語が始まる。

誰もが認める天才だけれど、その実力を過信し、友達のいないマックイーン。
そんな彼が、街の人情に触れ、友情を育み、恋をして、成長するという、まぁ、言ってみれば平凡なストーリーかもしれない。

しかし、大自然の中(グランドキャニオン?)を疾走するシーンや、寂れた町がラスベガスのようなネオンに包まれるシーンなど、そのスケールの大きさに驚かされる。

・・・・ これぞアメリカだなぁって感じ。

この映画、とにかくスゴイCG技術が使われている。
スピード感や、キラキラ光る車体の素材感など、どれをとっても本当に感心させられる。

コンピュータのハードウエア性能に飛躍的な伸びのない昨今、このスケールのアニメーションの製作にはおそらく、気の遠くなるような工数と、尋常でないコンピュータ台数が投入されたはず。

子供映画だと思って見くびるなかれ。
さすがピクサー、と唸ってしまう、卓越した作品です。

映画の前座で、大道芸人と女の子の、数分のショートムービーが流れるのですが、これもまたとてもよい作品です。

国道66号線 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

タグ:カーズ

シーズ・ソー・ラヴリー (2006.03.24)

[DVD] シーズ・ソー・ラヴリー [DVD] シーズ・ソー・ラヴリー
制作 : 1997年(アメリカ)
監督 : ニック・カサベテス
脚本 : ジョン・カサベテス
出演 : ショーン・ペン / ロビン・ライト・ペン / ジョン・トラボルタ / ジーナ・ローランズ / ハリー・ディーン・スタントン

本当に題名どおりのストーリーでした。
She's So Lovely !

貧しくて破天荒なエディとモーリーン夫妻。
妊婦なのに超ミニスカートで走り回り、大怪我をして、煙草も酒もやりたい放題。
旦那といえば、行方不明になって、小銭をせびって、タダ飯食って・・・・。
でも、二人は、ただ、ただ、愛し合っている。

ある日モーリーンが隣人に暴行されたことでエディは我を失い大暴れ、精神病院に収容されてしまう。
かくして10年の月日が流れ、エディは出所し、再びモーリーンと再開するのですが。

この映画を観る時は、まず道徳的な心は捨てましょう。
好きな人だけを迷わず愛せばいいのです。

シベリアンミストととかいう不可解なブルーの酒を飲みながら、「牧師が7人ミニスカートをはいてる!コンピュータをいじってた!」とか言って、いきなり人を撃ち、
「オレ、エディ・クイーン。精神病棟に3ヶ月間監禁されてたー。何とかしてくれ!」と、お洒落な美容室に乱入して妙な髪型に変え、そしてオカマっぽい美容師さんとキスしてお別れ。

こういう、ちょっとキレた感じを演じるなら、ショーン・ペンの右に出るものは無いでしょう。

吉野朔美さんのシネマガイドに「自分が誰かを心底愛したことがあるのか、体中で誰かを求めたことがあるのか、この映画を観ればきっと解る」とあったのですが、確かにそう思いましたね。

ま、ジョン・トラボルタ可哀想すぎるだろ、コドモ手放すなよ、とか思ってしまう私、そのあたりまだまだ未熟ですかね。(笑)

ディナーラッシュ (2006.03.03)

[DVD] ディナーラッシュ [DVD] ディナーラッシュ
制作 : 2001年(アメリカ)
監督 : ボブ・ジラルディ
出演 : ダニー・アイエロ / エドアルド・バレリーニ / カーク・アセヴェド / デニス・ファリナ / デヴィッド・クラムホルツ

これ、まったくの駄作という人と、最高傑作という人とはっきり批評が割れてしまう典型的な映画のようです。
もちろん私は傑作派なのですが。

父が築いた伝統的なレストランを、おしゃれで流行のレストランに変えてしまった息子。
父子の愛憎から殺人まで、この人気レストランのたった一晩のディナータイムに起こるエキサイティングな事件の数々。

やたらと怒鳴るシェフ、ギャンブル中毒、評論家に芸術家に金融マンに警察官にギャングなど、とにかく登場人物が多く、ゆえにいろいろな個性が大暴走します(笑)。
しかし、こんなに絡み合った登場人物ひとりひとりの個性がちゃんと見えてくるところが素晴らしい。

監督のボブ・ジラルディはトライベッカで実際にレストラン経営をしており、舞台になった「ジジーノ」は彼が所有する店なのだそうです。
厨房の中の煩雑な音とか、客でごった返す臨場感は彼の経験からくるものなのですね。

舞台となったトライベッカはもともと倉庫街だったのですが、近年アーティストの聖地となり、いろいろな国籍の人が住んでいるため、ものすごく刺激的な街です。
私も過去に何度かトライベッカに行ったことがあり、街の雰囲気を知っているせいか、ジジーノに集う人々にはとてもリアリティを感じました。

ラストは「そうくるかっ」という意外な展開。
いろんな意味で非常に味わい深い作品でした。

DVDの特典としてレシピがついてるのも面白いですね。

痴漢男 (2006.03.01)

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制作 : 2005年 (日本)
監督 : 寺内幸太郎
原作 : 板野住人
出演 : 柳浩太郎 / 長澤奈央 / 長谷部優 / 磯山さやか

痴漢に間違えられたことをきっかけに、オタクな大学生が恋に目覚め、2ちゃんの住人のアドバイスを頼りに彼女をゲットするために奔走する。

彼女いない暦=年齢 な男子が女子に誘われたら

・ 絵を買わされる
・ つぼを買わされる

と言う可能性があるため、初めて彼女に会うときの心得

・ 通等・印鑑・身分証明書・カード類は置いておけ
・ 危なくなったら逃げられるようにスニーカーで行け
・ 一番奥の席に連れて行かれたら要注意

確かにあの、きれいなお姉さんが激しく勧誘している「絵」は、秋葉原が一番売れると聞いたことがあります。
・・・・おっと、話が逸れた・・・・。

電車男はすごく新鮮に観ていたが、基本的に電車男の二番煎なためイマイチのめり込めない。
ってゆーーか、<#`Д´>!!

アイドル好きのための映画だな。

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