![[DVD] シーズ・ソー・ラヴリー](/image/B000A16QGQ.jpg)
制作 : 1997年(アメリカ)
監督 : ニック・カサベテス
脚本 : ジョン・カサベテス
出演 : ショーン・ペン / ロビン・ライト・ペン / ジョン・トラボルタ / ジーナ・ローランズ / ハリー・ディーン・スタントン
本当に題名どおりのストーリーでした。
She's So Lovely !
貧しくて破天荒なエディとモーリーン夫妻。
妊婦なのに超ミニスカートで走り回り、大怪我をして、煙草も酒もやりたい放題。
旦那といえば、行方不明になって、小銭をせびって、タダ飯食って・・・・。
でも、二人は、ただ、ただ、愛し合っている。
ある日モーリーンが隣人に暴行されたことでエディは我を失い大暴れ、精神病院に収容されてしまう。
かくして10年の月日が流れ、エディは出所し、再びモーリーンと再開するのですが。
この映画を観る時は、まず道徳的な心は捨てましょう。
好きな人だけを迷わず愛せばいいのです。
シベリアンミストととかいう不可解なブルーの酒を飲みながら、「牧師が7人ミニスカートをはいてる!コンピュータをいじってた!」とか言って、いきなり人を撃ち、
「オレ、エディ・クイーン。精神病棟に3ヶ月間監禁されてたー。何とかしてくれ!」と、お洒落な美容室に乱入して妙な髪型に変え、そしてオカマっぽい美容師さんとキスしてお別れ。
こういう、ちょっとキレた感じを演じるなら、ショーン・ペンの右に出るものは無いでしょう。
吉野朔美さんのシネマガイドに「自分が誰かを心底愛したことがあるのか、体中で誰かを求めたことがあるのか、この映画を観ればきっと解る」とあったのですが、確かにそう思いましたね。
ま、ジョン・トラボルタ可哀想すぎるだろ、コドモ手放すなよ、とか思ってしまう私、そのあたりまだまだ未熟ですかね。(笑)